Drone

マルチコプター型ドローン(以下、ドローン)は、農作物の生育状況モニターや農薬の散布、大規模工事の進捗状況確認、橋梁など建築物の点検、テレビ番組・映画をはじめとした映像撮影など、様々な産業領域で使われています。今後ますます利用領域が拡大するとの予測のもと、弊社ではドローンの産業利活用に向けた研究開発を開始いたしました。特に弊社では屋内など非GPS環境での自律飛行制御と、周囲の3次元モデルを作成するための環境情報収集に注力しております。
将来的にはドローンを自律移動するIoTデバイスとして位置付け、データ収集・分析・アクチュエーションを一貫して行うことを目指しております。

取り組み

ドローンを扱うには本体の技術の把握や操縦技術の習得、関連法令についての調査を行う必要があります。また、自律飛行制御および環境情報収集を実現するためには、画像認識や各種センサー情報の取得・統合など、多岐に渡る技術が求められます。
弊社ではプロジェクト全体を3つのフェーズに分けて進めております。

フェーズ 1:ドローン本体や法令などの関連事項についての調査
フェーズ 2:自律飛行制御・環境情報収集について、それぞれ個々に調査・実装
フェーズ 3:フェーズ 1・フェーズ 2の結果を統合し、ひとつのシステムとしてのドローンを実現

2017年7月から9月にかけて、フェーズ 1に取り組みました。具体的にはDJI社製ドローンを中心とした製品の調査、ドローンスクールによる操縦技術の獲得、航空法をはじめとする関連法令の理解を実施しました。加えてDJI社提供のSDK(Software Development Kit)を用いた、ドローンを離陸・着陸させるiOSアプリも開発いたしました。本プロジェクトに関わるメンバーはドローンの素人でしたが、本フェーズに取り組むことでドローンの特性や危険性・安全面への配慮について理解することができました。得られた知見を礎とし、自律飛行制御アルゴリズムを開発していきます。
2017年10月現在、弊社ではフェーズ 2の自律飛行制御および環境情報収集の基礎研究を行っております。現在のテーマは画像処理によるGPSを用いない機体の安定化、深度センサーによる3次元点群(ポイントクラウド)の取得・分析プラットフォームの構築です。年明けを目処に、これらの成果をドローンと連携させ、実機での検証を行いたいと考えております。

PROJECT MEMBER